日常

パステルからピアノを思う

こんばんは!
宮崎市ピアノ教室 花トントン
講師の小八重裕子です。

先日、パステル画というものを初めて描きました。
講師は、ピアノ教室を運営されている「みき先生」という方です。

ピアノ教室とパステル画を開講されているなんて素敵ですよね。
本日は、そんな講座を受けて感じたことをお伝えします。

  準備の大切さ

はじめてのパステル画、
上の写真でお分かりのように、初心者でもこの出来ばえ!(自画自賛w)

90分で3枚のパステル画を完成させました!
色決めや塗り方、道具を使った技も教えていただいて楽しかったですよー!

教室に飾っているのですが、
生徒ちゃん達が「すごーい!やってみたい!」と言ってくれました。

興味のある人だけでオンラインパステルが出来たら楽しいでしょうね。
みんなにシェア出来るように練習しなくちゃ!

さて、90分で3枚も仕上げることが出来たのは、
みき先生がちゃーんと準備してくださったから。

これに尽きると思います。

春夏秋冬の4シーズンにわたって行う講座、
今回は「なつ」。

事前に道具一式が送られてきました。

驚いたのが、中身!
手拭きのコットンやごみ箱、道具を入れる袋、パステル3枚の説明書、など
全てがセットになっていました。
自分で準備するのは、消しゴムだけ。
みき先生の細かい配慮が詰まっていました。

この準備があってこその、オンライン講座。
コットンを濡らしさえすれば、席を立つ必要はありませんでした。

準備の大切さを感じたパステル画。

準備が出来てる時点で講座は成功!

準備は、日常にもピアノにも応用できますね。

  ピアノでの準備

ピアノで大切な力の1つに
「先を読む」というものがあります。

ピアノは、先を読んで準備をしないと上手くなりません。

楽譜を読むとき、今ひいてる箇所を見ていてはダメなのです。
数小節先をチラ見して弾かなければ体の準備が間に合いません。

練習するということは、
準備の練習をするということ。

ミスタッチは、準備が出来ていないのが原因。

全盲ピアニストの辻井伸行さんをご存じですか?

彼は、音を鳴らす前に鍵盤を触っています。
準備が出来てから鍵盤を弾くのでミスタッチが少ない。

辻井さんに限らず、
全てのピアニストがそうしています。

タッチだけでなく、
身体や呼吸、すべてが準備できて初めて「良い音色」が出せるのです。

ゆーっくりの練習で、動きやタイミング、呼吸を身体に覚えこませる。
ねらった音や表現が出来るまで、テンポを速めない。

本番で最高の演奏が出来るように練習を重ねるピアニスト。
どんな工夫をしているのか、初見から覗きたくなりますよね。

私が好きなピアニスト
ヴァレンティーナ・リシッツァ。

彼女の初見練習風景を載せときますね。
繰り返し練習をしている様子が分かりますよ。
57分くらいが分かりやすいかな。

もともとが凄まじいテクニックの持ち主なので、
初見のレベルが違うのですが笑

同じ間違いを2回しないように、
必ず改善しながら練習しています。

ゆっくり練習もしています。
ゆっくりのレベルも違うのですけどね。。

ハハハ・・

レッスンでも、準備の練習をします。
準備の段階を書いてみますね。

①指を置くだけ(音は鳴らさない)。
②指を置いたのを確認して弾く(拍は無視する)。
③指を置いたらすぐ弾く。

断言します!
この順番で練習したら、必ず!弾けます。

もちろん、繰り返しすることが大切です!
準備をくり返して身体に覚えこませる。

こんな練習が出来る生徒ちゃんを増やしたい!

さぁ、みんなを応援しなくちゃ!

それでは、また~!

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