研修会

ピティナステップ~楽譜をよみとく力

こんにちは。

昨日は日曜日、ピティナステップに参加する生徒ちゃんの応援に行ってきました。

アドバイザーの先生によるトークコンサートもあり、充実した1日になりました。

そんなお話です。

  本番の大切さ

ピティナステップは、日ごろの学習発表の場です。

参加する生徒さんの仕上がりはさまざま。

楽譜を見て弾く子もいるし、コンクール前で仕上がっている子も。

それぞれが、今の状態を発表してアドバイザーの先生から講評をいただけます。

コンクール前に腕試しをする生徒さんにとって、良い機会ですよね。

ステップでのミスや感じたことを練習にいかして、コンクールへ仕上げていく。

ピアノは本番経験を積むほど場慣れします。

ホールでの音の聞き分け、ペダルの変化、体の使い方。

緊張状態でしか学べないことがたくさんあります。

百聞は一見に如かず、ではありませんが笑

練習だけして発表の場を作らない人ょり、人前で演奏する生徒の方が成長します。

発表会に出た経験のある人はみんな分かりますよね。

今回、ステップに参加した生徒ちゃん。

ステージでの学びを練習にいかして頑張りましょうね!

  石黒美有先生によるコンサート

ステップの合間に、アドバイザーの先生によるトークコンサートがありました。

テーマは時代別の演奏ポイント。

古典派時代とロマン派時代の違いに絞って、時代背景や音の出し方についてお話がありました、

お話の内容を書き出してみますね。

  • フレーズはどこまでが1つか?
  • 音色を変えて欲しいところが伝わらない。
  • 全体の構成をみる。
  • イメージが伝わらない。
  • そもそも伝えたい気持ちがない。
  • 小さくても響きのある音。
  • 同じPでも柔らかいのか?硬いのか?
  • fでも、動きによるものかスピードによるfか。
  • 骨格や手の中の筋肉をつかう。

そして、古典派はピアノの初期型が出来た時代。

鍵盤の数がまだ少なかったので、音域が狭かったのです。

音域のピークがすぐにやってくるということは、作曲家の音程(音と音の幅)の感じ方も違ったはず。

時代背景も理解して、音の出し方を考える。

そんなお話をして下さいました。

  大切なのは楽譜

今回の石黒先生のトークコンサート、

これまで受けてきたレッスンや聴講。

先生方が共通してお話されているのは、

楽譜を読み解く力。

作曲家は自分の思いを楽譜に託しています。

時代によっては、記号を細かく使い分けています。

分かりやすいところで言うと臨時記号。

わざわざ調性にない音を使っているということは、そこに作曲家のこだわりがあるということです。

スタッカートの種類を使い分けている場合もあります。

楽譜には、演奏のヒントが詰まっています。

大学時代、楽譜を見ろと言われ続けました。

今だからその意味が分かります。

生徒ちゃんにも伝えていきたいと思います。

今は分からなくても、数年後に「あぁ!こういう事か」と理解してくれればうれしい。

私も、そうだったから。

それでは、また~!

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