研修会

指導理論ACE

こんばんは、こばえゆうこです。

先日、
ピアノアドヴェンチャー勉強会に参加しました。

ピアノアドヴェンチャーとは、
教室で使っているピアノ教本の名前です。

この本を知ったのは、
9年ほど前になるでしょうか・・

それまで出版されていた教則本と違い、
調性に富んでいる、楽しい、
いろんなポジションで弾ける、コードや即興など
内容に感銘を受けて教室でも使うようになりました。

まだ日本語版が出ておらず、
海外版を取り寄せてのスタート。

知り合いのニュージーランド人に
音楽的に発音リズムの大切なところや、
英語圏での童謡など、個人レッスンを受けながら使いました。
(英語が得意なわけではありません・・)

本日は、そんなピアノアドヴェンチャー(PA)についてのお話です。

  日本語版

私がPAを知ったとき、
海外ではすでに人気のある教本となっており、
アメリカ、イギリス、スペイン、中国など
様々な言語で出版されていました。

2019年に日本語版ができるまでは
アメリカ英語版を使っていたので、
花トントン開講当時から通ってくれている生徒さんは
英語の歌詞を聴きながらアンサンブルをしていました.。

まだ海外版しかない頃から
PAの普及活動をされていたのが
日本で唯一のPA公認講師、井上悦子先生です。

先日は、その井上先生が開催されているPA講座でした。

  ACE

PAを作られている
フェイバー夫妻。

ランディ先生とナンシー先生が
掲げる指導理論ACE。

A Analysis(分析)
C Creativity(創造)
E Expression(表現)

日本各地の先生方が
ACEを軸に考えたレッスンを動画にして持ち寄り、共有できる勉強会。

私もレッスン動画を提出しました。

今回のテーマは、
音価と拍

先生方のアイデアや教具を拝見して、
早速!レッスンに取り入れましたよ!

ひとつの教え方でなく、
生徒それぞれに合わせて
内容を変えていきます。

井上先生は、
1つのテーマに対して50パターンくらいのレッスンを考えたそうです!
講座では毎回違う角度からのレッスンをシェアしてくださるので
教本を深く学ぶことが出来ます。

現代のレッスン

今は、AIやDTMをつかって簡単に作曲ができる時代となりました。
その足掛かりとしても、コードや即興を経験できるPAは時代に合った教本だと思います。

昔、わたしが指導を受けたような
楽譜をみて正確にひくレッスンが通じるのは(必要なのは)一部の生徒だけ。

子どもの貴重な(柔軟な)発想をつぶさないように
レッスンしていきたいですよね。

子どもの中にも
正解が分からないと弾けない子がいて
自由に即興ができないことがあるんです。

「こうでなくちゃいけない」とか
思考が凝り固まっている子は大人と同じ・・

このブログを読んでくださっているあなたは、
即興で自由にどうぞ!
と言われて弾けますか?

まず、理論から、理屈から。
大抵の大人は正解を知ってからでないと動けない。
そう思いませんか?

私も、頭が凝り固まっていた一人。
コードや即興を始めた頃は、
間違いたくない。うまく弾きたい。
だから、弾けない。

そこから少しずつ、
凝りをほぐして今に至ります。

自由に弾いていいよ!
と言われて、楽しそうに弾く生徒を見ると
「このまま育ててあげたい♡」と思います。

毎回きっちり弾かせるのではなく
音で遊ぶことも楽しんで欲しい。

今後も生徒さんそれぞれに対応できるよう
レッスンパターンを増やしたいと思います。

では、また!


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