こんにちは。
宮崎市ピアノ教室
花トントンの小八重裕子です。
家庭での練習内容を良くしたい!と思っています。
レッスンで練習方法を伝えていますが
家庭での練習に落とし込めない生徒がほとんどです。
本日は、そんなお話です。
練習の目的を考える
曲のはじめから終わりまで数回とおしておわり。
↑コレ、多くの生徒ちゃんがやっているのではないでしょうか?
通して弾くのは、時には必要だけれど
大切なのは「考える」練習をすることです。
どこを良くしたいのか?考える。
どんな風に弾きたいのか?考える。
どうして弾きにくいのか?考える。
すべては考えることから始まります。
でも、小さい生徒ちゃんには難しいですよね。
だから、レッスンでは練習の仕方を教えています。
自分で気づけていない生徒には、気づくことから。
気づく、が出来るようになった生徒は練習方法を。
いろんな練習方法を知ってる生徒には、どの練習をチョイスするのか自分で考えてもらいます。
はじめから出来ないのは当たり前!
出来るまで繰り返しアドバイスしますし、一緒に取り組みましょうね!
2回続けてミスをするのは、ミスをするための練習をしているということ
練習で大切なのは、「考える」ということ。
①間違えたとき、
すぐに繰り返すのではなく、
どうして間違えたのか?考えてみる。
②工夫したことを弾ける速さで試してみる。
同じ間違いを2回続けるのは、考えていないから。
間違えないテンポで弾かないから。
多くの生徒ちゃんが、運任せのような反復練習をしています。
それは、ミスするための練習。
考えずに反復するのは、誰もが出来る練習。
練習というより、指を動かしているだけ。
「考える」を練習にプラスするとどうなりますか?
答えは明白!
でも、「考える」ってツライですよね~笑
ツライかもしれないけれど、花トントンの生徒ちゃんたちは出来ると思うんだなぁ。
理由は、レッスンでは出来ているから!
そう!レッスンでは考える練習を経験しているのです。
それが「部分練習」です。
目的をシンプルに考える
レッスンでは、部分練習をします。
間違いやすいところ、
弾きにくいところ、
すぐ弾けないところ、
生徒が考える「弾きにくい部分」だけをくり返します。
進め方の例を書いてみますね。
①弾きにくい1~4小節を決める。
②どうなりたいのか?目的を決める。
例、次の小節に止まらず進む。
③そのためにどうすれば良いのか?考える。
例、準備をしてから弾くクセをつける。
④ルールを決める。
例、○○回出来るまで繰り返す。○○回連続でする。
⑤目的を達成できる速さで弾いて、できたらテンポアップする。
⑥はじめに決めた箇所より、前の拍や小節からはじめても出来るのか確認する。
⑦⑥まで進められたら、部分練習の範囲を広げたりテンポを変えてみる。
レッスンでは、この練習をしている生徒ちゃんたち。
みんな、喜んでチャレンジしてくれます!
「10回するーー!」
「もっとしたーいっ!」
チャレンジ出来たらポイントにしていますが笑
ポイントのことは忘れている様子。
きっとみんなチャレンジするのが楽しいんだと思います。
レッスンでの練習を、そのままお家でしてくれるといいなぁ。
大切なのは、目的を1つにすることです。
1つ出来ないのに2つ出来るわけがない。
よくばらずに、1歩ずつ進めれば良いんですよ。
私の恩師、若松啓子先生はよく言っていました。
ステキなところを1つずつ増やしていきなさい♡
それが練習するということよ。
若松先生に教わったことを生徒にも伝えていきたいと思います。
3つのポイント
練習する上で大切なポイントをお伝えします。
音楽の三要素を知っていますか?
リズム
メロディ
ハーモニー
なんだかうまく弾けないな、
どうもバランスが悪いな、
曲を弾くとき、なんだかしっくりこない時があります。
そんな時、音楽の三要素を考えると原因が分かりますよ!
詳しい考え方はレッスンでお伝えしますね。
出来た!の意識に幅がある
レッスンで生徒に問いかけます。
「今のどうだった?」
それでわかる、生徒の「出来たのライン」。
私の合格ラインと生徒のラインは違って当たり前。
意識の差を縮めていくのが私の仕事です。
はじめは分からなくても、何度も問いかけていくと必ず変わってくる生徒の耳。
聞こうとするから育つ耳。
「今のどうだった?」をくり返してお耳が育っている生徒がたくさんいます。
「今の良かったねぇ~」
「う”---、高音もう少しほしいね」
お耳が育った生徒との会話は楽しいです!
特別な力じゃなくて、みんなが持っている力を育てているだけ。
少しずつで大丈夫!
なにから練習すれば良いか分からない生徒ちゃんは、
レッスンでやった通りの練習をお家で試してみましょう!
それではまた!